遠距離恋愛中の彼女に会いに行ったら、バックレられて地獄だった話

翌朝

チェックアウトギリギリの時間に目覚めた僕は

今日の予定を考える前に、帰りのバスをキャンセルする事にした

行きで地獄を見たので意地でもバスで帰りたくなかったのだ

そしてバスのキャンセル後、生まれて初めて【のぞみ新幹線】のチケットを取った

こんな嫌な事があったのだから、のぞみ新幹線で大阪から東京に帰っても誰も文句言わないはずだ

帰りの新幹線の予約も終えた僕は

今日の予定を考える

正直、体と精神がめちゃくちゃ疲れているので、あまり遠出したくない

そして早めに東京に帰りたいと思ったので

近くのデカイ公園を散策→昼ごはん→大阪城観光→新幹線で東京へ帰る

このプランにした

昨日よりは多少マシになった顔でチェックアウトを済ませ、公園を散策する僕

、、、

、、、

、、、何もねえ、デカいだけで何もねえよ、この公園

30分もしたら飽きたので、昼ご飯を食べる事にした

何食べるか決まってなかったが

ハンバーグ屋さんが目に入ったのでそこにした

この時、味覚は完全に戻っていたようで

めちゃくちゃハンバーグが美味かった

やはり昨日の俺の体はバグっていたのだ

1日ぶりのマトモな食事を終えた僕は大阪城へ向かった

正直僕は城に興味なんてない

でも近場で行く場所が思い付かなかったのだ

大阪城周辺に着くと、中国人観光客で一杯だった

日本人の観光客より多い

（この国の経済は中国のおかげで成り立っているのかもしれない）

そんな事を思いながら適当に大阪城観光をする僕

僕のように1人で観光している人は珍しく、皆家族や恋人と来ていた

羨ましい羨ましい羨ましい

だが今何を思っても無駄なので、無心で観光した

一通り観光を終えた僕は、新大阪駅で残りの時間を過ごす事にした

広い駅をテクテク歩いていたが途中で飽きたので

かの有名な【551の豚まん】を食べてみる事にした

うん、美味い

かなり美味い

めちゃくちゃ美味い

食べ終わると、丁度帰りの新幹線の時間になった

はぁ、1泊2日のソロ関西旅行もこれで終わり

まさかこんな事になるとは微塵も想像していなかったが

現実として起きた事だ

夢ではない

≪今回起きた事は絶対忘れないし、ネット恋愛なんて金輪際しない≫

そう胸に誓った僕は帰りの新幹線に乗り込むと

麻酔でも打たれたかのように速攻で眠り、気付いた時には東京駅に着いていた

東京駅の空気が、いつもの100倍美味く感じたのを覚えている

早く帰ろう、一人暮らしの部屋に

無心で電車に揺られて部屋に帰る僕

もう電車酔いはしなくなっていた

無事、部屋に到着

いつもは感じないが、今日だけは自分の部屋が大好きになった

とってもとっても安心する

明日から仕事なので寝るまでどうしようか考えたが

とりあえず

【スプラトゥーン2】を封印する事にした

しばらくスプラトゥーン2なんてしたいと思わないからだ

スプラトゥーン2仲間のリア友にも事の経緯を説明した

かなり同情してくれた

この日はもう何もする気が起きなかったので

適当に飯食って風呂入って寝た

これにて一旦

【遠距離恋愛中の彼女に会いに行ったら、バックレられて地獄だった話】

は終わりです

が、続きあります

～事件から2週間後～

同級生の女友達から

「彼女いないなら女友達紹介してあげるよ」

とLINEが届いた

藁にも縋る思いで

「お願いします！」

と返信した

～1ヶ月後～

僕・同級生の女友達・紹介で来た女の子の3人で呑みをした

ここで遂に

神様が僕に味方してくれた

僕は紹介で来た女の子との相性が凄く良かったので

LINEを交換し

毎日のようにLINEを続け

2度のデートを重ねた後

交際する事に成功しました

で、交際開始後に

彼女から

「元カノとの思い出の写真を消して欲しい」

と言われた影響で、事件当日の写真がどこにも残っていないのです（現地でバックレられたのは紛れもない事実ですが）

そんな彼女とも毎週のようにデートを重ね、、、

交際から3年後、、、

無事結婚出来ました！

どん底に落ちた僕の人生が報われたのは、奇跡に近いと思います

今の嫁と出会っていなかったら、僕の人生どうなっていたか分かりません

多分、この記事も存在していないです

【遠距離恋愛中の彼女に会いに行ったら、バックレられて地獄だった話】

をネタにして笑う事が出来る″今″に

圧倒的感謝！

ってわけでね

非常に長くなりましたが、これで本当に終わりです！

ではまたノシ