コミュ障なのに無理矢理女性と遊びに行った結果

~国際展示場駅に到着~

ここで遂にスマホでの会話が終わり、リアルでの会話へ

A子も初めてコミケに参加する事もあってか、ウキウキだった

A子「凄い！最寄りの駅からこんな感じなんだ！アニメのキーホルダーじゃらじゃら付けてる人が一杯いる！」

僕「前来た時もこんな感じだったよ笑。そういえば僕も高校時代とかはアニメのキーホルダーじゃらじゃら付けてたなぁ…」

A子「ん？あ、うん。」

早速会場まで移動

駅から結構距離が離れているのだが

【アカメが斬る！】や【甘城ブリリアントパーク】の話をしていたら到着した

だが問題はここから、始発で行ったからには開場するまで外で待たねばならない

これが結構苦行で、海がすぐ側にある事もあり

寒すぎる

冬の海風は全身を針で刺したような痛みまで与えてくるから恐ろしい

僕もA子も防寒対策は万全だったのだが、それにしたって寒い

このままでは寒さで会話する気力まで奪われてしまうかもしれない、そう思った僕は考えてきた話のネタを解放する事に

読んでる漫画の話から大学生活の話、やらかした過去の話

もう色々と話した

A子はフリーターだった事もあり、大学生活の話にはかなり興味を持ってくれた

僕としてはキラキラした大学生活を送っていたわけではないので、恥を晒しているだけな気もしたのだが、A子が楽しそうに聞いてくれていたので惜しみなく話した

途中スマホで会場情報を漁るだけの時間も発生したが、何とか約4時間の待機時間を消化する事が出来た

気まずくならずに4時間会話を持たせた自分を褒めてやりたい

お互いの買い物リストは事前に作っていたので、開場してからは基本別行動だ

分担して買うのだから、リストの物は全部揃える気で並んだ

しかし、早くも自分から10人先の方で完売の知らせが出たグッズが、、、、、

徹夜の人が買ったのだろう、諦めて他のリストのグッズを買い漁る僕

分担した事もあり

完売したニセコイのグッズ以外は揃える事に成功した

一旦A子と合流

A子はリストの物を全て買えていたのだが、僕が買えなかったニセコイのグッズが早速オークションで転売されていた事にプンプンしていた

僕もプンプンだ

お互いの買った物を共有＆金銭の取引を終えたので、空いてるブースをA子と一緒に物色

空いてるブースも意外と掘り出し物が多く、A子も僕も三万円くらい消費してしまった

さてさて時刻も昼だしどうしようかとA子に尋ねたら

「ちらっとコスプレエリア見に行って映画見に行こう」

と返答が来た

実はコミケの後にゆるゆりの映画を見る事は決まっていた

コミケ参戦が決まった翌日に僕が

「コミケ行って帰るだけだと味気ないから、ゆるゆりの映画観にいかん？」

と提案していたのだ（2人ともゆるゆり好き）

~そんなわけでコスプレエリアへ移動~

めちゃくちゃコスプレしてる人多い

多いのだがA子も僕も人見知りなので、見てるだけでなかなか話しかけられない

そんな時！

日常の大福のコスプレをした人がいた

【コレは緊張せずに話しかけられるぞ】

と意気込んでA子もワイも記念撮影に成功

1枚記念撮影が出来て満足した僕らは、映画館のある池袋へ

~先程通り過ぎた池袋へ着弾~

僕は今でこそ池袋には毎週のように通っているが、大学生の頃は滅多に訪れることの無い秘境だった

マップを見ながら映画館へ向かうのだが、土地勘が無い僕は軽く迷子になった

この時、初めてA子の(ダルっ)って顔を見た

これはイカン、嫌われてしまう気がした僕は全神経を集中させて歩く事5分

遂に映画館へ到着、、、

したのだが異常に狭い

バッティングセンターのような受付でジュースを買ったのだが、ペットボトルのまま提供された

そしてシアタールームに入って更にビックリ

幼稚園のお遊戯会のような広さだった

（こんな狭いのに他の劇場と同じ料金払うのは尺だな）と思っていると

またA子が(ダルっ)って顔をした

もうチケット取っちゃったし、他にゆるゆりやってる劇場少ないし許して欲しい

と願いつつ雑談を振る僕

あまり盛り上がらない

映画が終わった頃に機嫌が治っている事を祈った

そして映画の上映が1時間ほどで終了

映画の内容は、アニメで見るゆるゆりの話をそのまま劇場で見てるような感じだった

つまり癒された

恐る恐る横を向くと、A子も満足気な表情で安心した

「映画も見終わった事だし軽く飯でも食いに行かない？」とA子に問いかける僕だったが

A子「疲れたから帰る」

ザックリ断られた

渋々帰りの電車に乗る事に

電車内では座れたこともあってかA子は速攻で寝た

僕は暇になったので、Twitterでコミケ会場の様子を観察してるだけの時間を過ごした

そんな事をしていると、すぐにA子の乗り換え駅に着いてしまった

申し訳ないのだがA子を起こし別れの挨拶を交わす僕

A子は「じゃ、またTwitterで」と言い残して去っていった

その後すぐに僕の最寄り駅に到着したので、家に帰ってA子にお礼のLINEをしてTwitterにコミケの感想を書き連ねる僕

A子からは簡単な返信があるだけだった

そして深い眠りに落ちる僕、、、

翌日以降のA子との関係は、敢えて何も言うまい

察してくれ

っわけでね！

コミュ障は女性と遊ぶな

オマケ

A子から見た景色